【福祉から雇用応援事業総括】「福祉から雇用」 紆余曲折の足跡

【福祉から雇用応援事業総括】「福祉から雇用」 紆余曲折の足跡

本事業開始当時、B型事業所はもとより就労支援機関でさえ「B型から就労?」と懐疑的でした。そんな中、H25〜26年度には30事業所75名の就労支援を行い、5割以上の就職を実現することにより、B型にも就労可能な障害者が多数存在することを証明しました。ところが、その驚異的な就職率の数値を示してみても、多くのB型には積極的な就労支援に取り組めない様々な事情があることを私たちは聞いています。

「工賃向上で忙しい」「就労には加算がない」「就労担当を配置できない」「利用者にその気がない」「家族が反対している」・・・等々。

しかし去る3月に開催した平成28年度「福祉から雇用」応援事業〈総括イベント〉では、なづな学園の就労担当職員が話された「支援者の考え次第で、利用者の可能性を広げることもできるし、狭めることにもなる」という現場の声に、多くの参加者の方が共感されたことも事実です。私たちはB型の利用者すべてが就職を目指すべきだとは決して思いませんが、障害者の”仕事人生(キャリア)”という可能性も大切に支援したいと思っています。だからこそ今、B型職員の方々が就労支援に興味を持って学べる、絶好の機会を提供したいと考えています。

チラシダウンロード(PDFファイル・522KB)

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